初代理事長のつぶやき(186)成年後見制度その2

初代理事長のつぶやき

残念だけれども極論をすれば、
○原則 成年後見制度は、財産管理の制度
○原則 成年後見制度は、法律職の方のための制度
だからこれまでのこの制度の運用は、良い悪いは別にして、財産の多い方がこの制度を利用すると後見人に就任するのは原則法律職の方です。
では、財産の乏しい判断能力の不十分な方はどうするのでしょうか。当初は、成年後見制度は財産管理の制度だからと問題外の雰囲気でした。私たちはここに挑戦してきたのです。成年後見制度は、単なる財産管理の制度ですかと言ってきたのです。違いますよねとして実践してきたのです。財産管理ではなく身上監護の重視を法人の基本理念に掲げました。それなりに実績をあげてきました。この実績を見てか、今度は少し財産のある方からの期待、相談が続くようになりました。慎重に対応していますが、身上監護の実績があるためか、家裁は原則を機械的には言わずとても協力的です。法人の基本理念、運動論が功を奏していると言えるかもしれません。(2018.07.14)

タイトルとURLをコピーしました