初代理事長のつぶやき(252)自分の力を生かしながら

初代理事長のつぶやき

今、横浜市の各区役所に行くと立派な冊子になった「よこはま笑顔プラン」が配布されています。これは横浜市成年後見制度利用促進基本計画でもあります。そ70ページの目指す姿に「高齢者や障害者が自分の力を生かしながら」とあります。
このことについて、私たちはパブリックコメントで「高齢者や障害者が支援を受けながら」とする方が適切ではないかと提案しました。なぜならば、このパートは認知症や知的障害など判断能力が不十分な方のパートだからです。
これに対して、横浜市は「自助力を高め、地域の人とお互いに支え合いながら自立することや、支え手と受け手が固定されない、誰にも役割があるという考え方を大切にしています」と丁寧に回答してくれました。しかし、これは社会福祉法第3条の基本理念に基づくものであって、一般論に過ぎません。第3条は、「能力に応じ」とありますから、もしかするとこれにも反しているかもしれません。これは私の拘り過ぎだろうか。(2019.07.05)

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