初代理事長のつぶやき(47)改革の手法

初代理事長のつぶやき

私も所属する日本成年後見法学会の関係者の方から、8月21日の与党による成年後見制度の普及促進のための2法案(議員立法)報告会の資料をいただきました。3年前にも同様の動きがありました。3年前に与党に提案したのは、日本成年後見法学会でした。
正直なところ成年後見法学会の動きと日本弁護士会の動きの違いに戸惑っています。弁護士会は、「成年後見制度」から「意思決定支援制度」へです。内閣府障害者政策委員会で参考人意見を述べられた佐藤彰一さんと細川瑞子さんの違いかもしれません。現実政治を動かす手法の違いかもしれません。現実論と理想論かもしれません。私たちの社会の仕組みを改革する方法の違いかもしれません。しかし、現実論も理想論も障害者権利条約を意識しているのは間違いありません。何れにしても、私たちは評論家でなく実践家です。日々、判断能力の不十分な方々の生活課題解決とその権利擁護に追われています。一生懸命取り組むことに違いはありません。(2015.08.27)

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