初代理事長のつぶやき(175)成年後見法研究

初代理事長のつぶやき

最近送られてきた成年後見法学会の「成年後見法研究」の巻頭言は、横浜生活あんしんセンター所長の延命弁護士「地域における成年後見の利用促進」でした。個別支援と地域支援の補完の主張です。
 当事者の櫻田なつみさんの「当事者から見た成年後見制度」も掲載されています。

櫻田さんの指摘は、
1.現行の制度では利用する当事者にとってメリットが感じられない
2.成年後見制度自体の認知・周知が不十分である
3.まずどこに相談に行けば良いのか
4.財産管理に偏重し、意思決定支援の方の影が薄い

私たちはこれまで、櫻田さんのような指摘に応えられるよう努めてきました。

因みに、櫻田さんとは先月まで、埼玉県の某社会福祉法人が取り組む厚生労働省の指定課題の調査・研究の委員会でご一緒でした。(2018.04.08)

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