初代理事長のつぶやき(248)ソーシャルワーカーとして

初代理事長のつぶやき

私は、昭和19年3月の生まれですから、今年で75歳になりました。昭和20年3月のあの深川大空襲で焼け出され、横浜に疎開してきました。先天性股関節症で小学校入学が1年遅れてもいます。大学は商学部でしたので、一度は銀行に就職しましたが飽き足らず、社会福祉を勉強し直してから、生活保護のケースワーカーを目指し横浜市に就職しました。ケースワーカーから福祉事務所長まで、ほぼ40年近くを望み通り生活保護や簡易宿泊街、ホームレス支援、婦人(女性)保護の仕事でした。
定年退職後は、専門学校や大学で教壇にも立ちましたが、主として原点回帰のつもりで後見人の仕事に就きました。さらに現在は、横浜市福祉職 OB 等と NPO 法人を設立し、成年後見制度は「財産管理の制度」とされる中で、生活保護利用者などの資力の乏しい方の身上保護を重視した法人後見を実施しています。
昭和、平成と対人援助の仕事で生きてきた私は、平成最後の4月30日も、市内の某地域包括支援センターに出向き、依頼のあった成年後見制度の利用と申立の相談を受けていました。令和が始まった今後も、動ける限りはソーシャルワーカーとして相談業務に従事していきます。(2019.05.18)

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