初代理事長のつぶやき(257)スピード感のある申立支援の重要性

初代理事長のつぶやき

2019年9月25日、83番目の審判書が届きました。この事例は、7月11日にK病院の医療福祉相談室から連絡があり、 T 区役所の生活保護担当ケースワーカーの協力も得て、本人申立で補助開始申立を行った事例です。家裁は病院で出張面談もしてくれました。関係者の連携でしっかり申立支援を行い、相談から2か月半で審判まで漕ぎ着けています。

一方2019年4月9日、地域包括支援センターから相談があり、法テラスを経由し弁護士による代理申立の事例について、9月12日に審判書が届きましたが残念ながら9月17日ご本人が亡くなりました。まだ不服申し立て期間の2週間を経過していませんでしたので、審判が確定していません。

さらに2019年6月3日、A区役所の障害担当から相談があった事例です。ご本人は、知的障害でB1です。お母さん(82歳)と二人暮らしでした。お母さんは口腔癌でした。残念ながら、お母さんは7月20日に亡くなりました。家裁申立は、区長申立でこの年末から来年の予定でした。お母さんは、親亡き後を安心して逝かれたでしょうか。

これらの事例を通し、如何にスピード感のある申立支援が重要であるかを思い知らされました。お母さんのご冥福を心からお祈りいたします。(2019.09.25)

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