最高裁の平成26年の統計では、法人後見の全体に占める割合は、たった5.4%です。私は、社会福祉士として個人後見を10数年やってきましたが、法人後見はもっと普及すべきだと思っています。個人後見に携わる社会福祉士からの法人後見に対する声はあまり見掛けませんが、
・受任している全事案についてこのような業務検討会を行っているのか、行っているとしたらすごい
・被後見人に攻撃され精神的に追い詰められ病気になったことがあった。このように法人後見で対応でき
たら良かった
・つばさに入って修行したい
・法人後見は心強い
と言った法人後見を肯定的に受け止める意見が多くあったようです。
個人後見か法人後見かではなく、個人後見も法人後見もきちんと機能すること、選択できること、連携しあえることが利用者に取って一番望ましいことと言えるのではないか。それこそが真のフィフティフィフティです。(2015.11.26)