初代理事長のつぶやき(24)起死回生の一言

初代理事長のつぶやき

先般Y家庭裁判所で行われた本人申立のヒアリングの一部をご紹介します。
本人:愛の手帳B1 保佐類型
日時:2015年○月○日午前9:00〜

場所:Y家庭裁判所
同席:施設職員 つばさ2名

<ヒアリング>
調査官:ここはどこですか
本 人:(緊張気味に)わからない
調査官:今日は、何のために来ましたか
本 人:わからないなー
調査官:どんなことをやってもらいたいのですか
本 人:(しばらくして)わからない
職 員:(たまらず)ご本人にはよく説明し、わかってもらえているのですが。
(まずい、この申立失敗に終わるのかと固唾を飲んでいると)

やおらご本人自ら
    これから生きていくのに
    自分一人ではできないことが沢山あって

    助ける人がいないとできない
    助けてくれる人がいれば安心する
(と起死回生の一言が飛び出します)

調査官:それでは、申立は○○さんの希望でいいですね
本 人:(即座に)はい、いいです

ここから調査官との会話がスムーズに進みます。
この審判が待たれます。春の訪れとともにあったかい風が吹くことでしょう。(2015.03.24)

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