初代理事長のつぶやき(255)グリーフ(深い悲しみ)ケア

初代理事長のつぶやき

令和元年7月4日(木)、横浜市緑区役所公会堂で行われた緑区制50周年記念講演会「いのちのうつくしさ」に参加しました。講師は大島花子さんでした。大島花子さんは、昭和60年8月日本航空御巣鷹山墜落事故で亡くなられた坂本九さんの長女です。大島さんは、講演の中でグリーフ(深い悲しみ)ケアの大切さをご自身の体験から述べられていました。
実は、私は昭和44年10月にスタートした時の緑福祉事務所生活保護ケースワーカーでした。その後40年近くを横浜市に勤務しましたが、そのほとんどを生活保護行政で過ごしました。病気になった人、人生に失敗した人、悲嘆にくれた人など沢山の人に出会いました。
その経験の上に立って、9年前に私たちは福祉事務所で働いた仲間たちと NPO 法人を立ち上げ、成年後見制度は財産管理の制度と言われる中で、財産の乏しい人たちの身上保護を重視した法人後見に取り組んできました。今に連なる50年前を思い出しました。(2019.07.17)

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